保育士の数を偽り5400万円を不正受給 コピーした署名で書類を偽装し監査逃れか

保育士の数を偽り5400万円を不正受給 コピーした署名で書類を偽装し監査逃れか
RBC琉球放送 2024/8/23(金) 18:57配信

那覇市や浦添市などで保育施設を運営する「ライオンの子」グループが、配置している保育士の数を偽るなどして少なくとも5400万円を不正に受給していたことが分かりました。

これは23日、不正受給が確認された保育施設のある那覇市と浦添市・宜野湾市の3市と県が合同で会見を開き中間報告として発表したものです。

それによりますと、2021年度から2023年度にかけて「ライオンの子」グループが運営する5つの保育施設で、勤務実態のない保育士を配置しているように偽り、自治体からの給付金など合わせて5400万円を不正に受給していたことが確認されたということです。

不正のあった施設では、監査を免れるために本人の署名をコピーして切り取り、雇用契約書に貼り付けるなどして書類を偽装していました。

県の聞き取りに対しグループを運営する末広尚希理事長は「細かな指示はしていないが自分の考えが原因となってそういうこと(不正)が行われたのであれば、責任は自分にある」と話しているということです。

このグループは国からも不正受給していた可能性があり、県は関係機関とともに調査を続ける方針で、那覇市など3市は今後、刑事告訴するかどうかについても検討するとしています。

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